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TAYUTAのやまぐち安兵衛まさによる日記です


by superdjembe

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今日はbbcafe

今日はbbcafe_c0023171_1227464.jpg

今日は広島のbbcafeでやっている祝島写真展にて演奏します。


昨日、今上関原発の問題の最先端地の田名埠頭へいってきた。

いまここでどういうことが起こっているか。

田名埠頭には、住民の理解を得ないまま計画を圧し進めてきた中国電力の上関原子力発電所の海にたてる建物の基礎の目印となるブイがおいてある、これを中国電力が運び出せばいよいよ、工事が始まってしまう。


そのために、今祝島の漁師さんらが海に漁船を数隻停泊させ、おばちゃんらが、座り込みをして、ブイをもちださせないという強行の手段にでていて毎日それがもう1ヶ月続いてる。
という緊迫の状況。


ということで差し入れをもって行ってきたんだけど、いざ着いたら、おばちゃんらは島のたんぼにいるのと、全然かわんない笑い声と、たくさんのお茶菓子で、拍子抜け、とっても明るくてほんとにギリギリの状況なの?と思ってしまう。

ゆるゆるさ。


でも、そこにいた漁師さんやカヤック隊の人から、「ちょっと前に中電が、作業を開始しようとしたときに作業中止を訴えるおばちゃんらは本物の島に対する愛情とエネルギーのかたまりじゃった、わしゃ涙がでた」

と話してくれた。


そうなんだよ。ほんとに島が大好き、この地が大切なんだよ。

そして、上関原発はこの地には必要ないんだもの。

なぜほかのにしようと、話をしようと、相談しようと、持ちかける人たちをはらいのけてまで、工事を推し進めようとする中電のか。
なぜの本当の理由はわからない。
けど、ずるいやり口でしかできない理由があるんだろう

がまた今回足を運んで感じたことは、この場所にぜったい立てさせてはいけない。

そしてもう一度みんなで考えよう。
改めてそう思った。



もし今月21までがんばれば、役所はいったん工事の申請をしなおさなければならない、しかし一時はストップするが、また三ヶ月工事期間を延長することができるという。


もしそうなったら今度は冬の間の座り込みなんてことになるかもしれない。
でも、みんな笑いながら火を囲んでそこにいるだろうな。


という日記を10/6に書きかけLIVEの時間になってしまい、イベントはホントにみんなで最高の時間をつくり、祝島のことや上関のことを知りたい、と感じてくれた人もいたり、ほんとにいいイベントだった。

そして次の日は10/7-軌wadachi-でのLIVE。
台風だけど大ジョブ!


ところが軌に着いたら悪いニュースが飛び込んできた。

どうやら中電がブイを設置してしまったらしい。

えーー!?

なんでどうやって?

どうやら、台風の騒ぎに乗じて、今ブイをおいている田名埠頭で台風対策と称してブイを陸側に動かしているうちに、まったく別の場所から、なんの宣言もなく、二基のブイを運び出し、設置したらしいのだ。
つまり、みんながとめていたのは、ダミーだったのだ!


驚いた、仮にも、大手の会社中国電力が、住民の反対を知ったうえで、さらにだましの、強行突破にでてくるとは。

これが、サッカーの試合ならよくやった、奇策だと賞賛されることかもしれないが、とんでもない!
完全に住民の理解を得た上での開発の域を逸脱している。


すごいことになっちゃってる。


でもこれがどういうことなのか、これは俺の意見。

ここに原発を建てること、絶対間違っている。

なぜなら、ここにしかいない、希少生物を失い、山口県でなく広島で使われるための電力の為の施設。

古代からの歴史を積み重ねた知恵のある人たちの言葉と、生活と、笑いの声を聞かずに推し進める計画が、

平和のための原発。とは到底思えない。

1200年以上の祝島の歴史。時代とうまくあわせながら、ブレずに、人が幸せに生きていく方法、自分の孫の代からさきのことをほんとに大切に、考えて生きている人たちのことを、俺は信じる。

たくさん学びたい。そして同じように、自分の子供、孫へと伝えて生きたい。

それをたかが数十年でぽっと出てきた、原発になにがわかるというのだろう?

ほんとに真剣に原子力を平和に使えればと思っている研究者もいるだろう。

その努力をしてると思う。でもその人たちも今ではないと、思っている人も、いる。

まわりで、無知にそれを使い利益を得ようとしている、そんな考えの表れが今回のことでさらにあかるみになったと思う。

でも実はそれは、とてもいいことに、真実に向かっているのだ、と昨日のライブを終えたとき、ほんとに思えた。

みんなわかってる。

(^^)v peace.
by superdjembe | 2009-10-08 12:27